大学生活の集大成とも言える「卒業論文(卒論)」ですが、初めて書く方にとってはどこから手をつければ良いのかわからず、不安に感じることも多いですよね…
そこで、今回は「簡単な卒論の書き方」というテーマで、初心者でもわかりやすく、取り組みやすい方法を5ステップに分けて解説していきます。
これを読んで、卒論作成の第一歩を踏み出しましょう!
簡単な卒論の書き方
具体的に「簡単な卒論の書き方」とは、以下の5ステップです。
1. テーマを決める
2. 構成を練る
3. 情報収集を行う
4. 執筆開始
5. 推敲・校正
テーマを決める
卒論作成の第一歩は、テーマを決めることです。
これは論文の基礎となる部分であり、ここでの選択がその後のモチベーションにも大きく影響します。テーマを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
自分が興味を持てる分野を選ぶ
興味のある分野であれば、調査や執筆に時間をかけても苦痛になりにくいです。
過去に読んだ本や授業で面白いと感じた内容からヒントを得るのも良いでしょう。
範囲を絞る
卒論では、テーマが広すぎると情報が散漫になり、まとまりのない内容になりがちです。
例えば、「◯◯の歴史」ではなく、「◯◯における△△の変遷」といったように、具体的に絞り込むことが大切です。
先行研究を確認する
テーマが決まったら、関連する先行研究を調べましょう。
先行研究を知ることで、自分の論文の独自性をどのように出すかを考えやすくなります。
構成を練る
テーマが決まったら、次は論文の大まかな構成(アウトライン)を作成します。
構成をしっかり練ることで、執筆の際に迷うことが少なくなり、効率的に作業を進められます。
典型的な卒論の構成は以下のようになります。
序論
卒論の導入部分であり、研究の目的や背景、問題提起などを述べます。
この部分では、読者に「なぜこのテーマが重要なのか」を伝えることを意識しましょう。
本論(各章)
メインとなる部分です。
章ごとに主題を設け、データや論拠を使いながら、論理的に自分の主張を展開していきます。
結論
研究結果のまとめと考察を行い、最終的な結論を述べます。
また、今後の課題や研究の方向性について言及することで、論文に深みを持たせることができます。
情報収集を行う
構成が決まったら、次は情報収集です。
図書館やインターネットを活用し、先行研究やデータを集めましょう。
情報を集める際には、以下のポイントに注意します。
信頼できる情報源を使用する
論文を書く際は、出典が明らかな文献やデータを使用することが大切です。
Wikipediaなどは参考程度にとどめ、学術論文や専門書を主な情報源としましょう。
情報を整理する
調べた情報は、カードやデジタルツールを使って整理すると便利です。
重要な部分にマーカーを引いたり、キーワードをメモすることで、後で見返す際に役立ちます。
執筆開始
情報が揃ったら、いよいよ執筆に取り掛かります。
執筆時は、細かい表現や言い回しにこだわりすぎず、とにかく書き進めることが大切です。
以下の手順で進めてみましょう。
序論から順番に書かなくてもOK
本論から先に書いて、後で序論や結論をまとめる方法もあります。
書きやすい部分から取り掛かることで、執筆のハードルを下げることができます。
最初はラフに書く
初稿では完璧を求めず、アイデアをとにかく文章化することを意識しましょう。
後で修正することを前提に、内容を形にしていくことが重要です。
推敲・校正
原稿が完成したら、次は推敲(すいこう)です。
ここでは、文法の誤りや論理の一貫性を確認し、必要に応じて修正を行います。
文法・誤字脱字のチェック
文章の校正は、時間を置いてから行うと効果的です。
自分の文章を読み返す際には、文法の誤りや、誤字脱字を重点的に確認しましょう。
論理の流れを確認する
文章が論理的に繋がっているか、段落同士の関連性が明確かをチェックします。
また、他人に読んでもらうことで、第三者の視点からのフィードバックを得るのも良い方法です。
参考文献リストを整理する
最後に、参考文献リストを整理しましょう。
論文中で参照した文献をすべてリストアップし、形式に従って記載します。
文献の記載方法は大学や学部によって異なるため、指示に従ってください。
まとめ
卒論作成は、長期にわたる作業であり、途中で挫折しそうになることもあります。
しかし、計画的に取り組み、段階ごとに進めることで、必ずやり遂げることができます。
卒論を通して得られる経験は、単に学問的知識だけでなく、調査能力や論理的思考力など、社会人としても役立つスキルです。
自分の興味を活かし、しっかりと構成を練って、じっくりと書き上げていくことで、納得のいく卒論を仕上げましょう!
ご精読ありがとうございました!
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